RCは高い?イニシャルコストとランニングコストから考える「納得の選び方」
- うるま産業

- 2月27日
- 読了時間: 3分
35年後の自分から「あの時の選択は正しかった」と言ってもらうために、今知っておくべきこと。
「やっぱり、RC(鉄筋コンクリート)は高いね」
資金計画のシミュレーション表を前に、そうポツリと漏らされるご夫婦がいます。
30代、これからお子さんの教育費もかかり、家族のイベントも目白押し。 少しでも建築費を抑えて、今の暮らしにゆとりを持ちたい。そのお気持ち、痛いほどよく分かります。
でも、住宅ローンの完済まで35年。 その長い月日の間、私たちの家を待ち受けているのは、穏やかな日々だけではありません。
沖縄の「火災保険」の通知に驚く理由
家を建てると、毎年(あるいは数年ごとに)届くのが火災保険の更新通知です。
実は、コンクリートの家と木造の家では、この封筒の中身がまるで違います。
RC造は、公的に「燃えない家」と認められています。 その評価はシビアで、保険料は木造の約半分になることも珍しくありません。
「たかが数万円の差」と思うかもしれません。でも、それが35年積み重なったら?
計算してみると、ちょっとしたリフォームができるくらいの金額が、ただ「構造が違う」というだけで家計に残るのです。
シロアリという、目に見えない「家賃」
沖縄で暮らす以上、避けて通れないのがシロアリの問題です。
木造住宅を選んだ場合、彼らから柱を守るための「防蟻処理」は、いわば払い続けなければならない「家賃」のようなもの。
一方で、RC造の骨組みはコンクリートと鉄筋です。 彼らがそれを食べることはできません。 メンテナンスが不要なわけではありませんが、「構造が壊される恐怖」と戦わなくていい。この精神的な余白こそが、共働きで忙しい毎日を送る30代のご夫婦にとって、目に見えない大きな価値になると私たちは考えています。
35年後の「お下がり」をどう渡すか
私たちが30代で建てた家を、子どもたちが引き継ぐとき。
その時、その家は「負債」になっているでしょうか、
それとも「資産」になっているでしょうか。
RC造は、法定耐用年数が長く、価値が減りにくいのが特徴です。
もし将来、家族の形が変わって家を売ることになっても、貸すことになっても、
コンクリートの塊は「確かな担保」として家族を助けてくれます。

結局、どちらが「高い」のか。
目の前の見積書の数字だけを見れば、RC造は決して安くはありません。
30代、教育費や日々の暮らしも大切にしたい時期なら、なおさらその差は大きく見えるはずです。でも、一度だけ、35年後の自分を想像してみてください。
ローンの完済を迎える頃、その家は「資産」として、あなたや家族を助けてくれる状態でしょうか。それとも、大きな修繕の不安を抱えているでしょうか。
建築費の差額を、単なる「コスト」と考えるか。 それとも、将来の保険料や修繕費、そして資産価値まで含めた「投資」と考えるか。
その答えに、唯一の正解はありません。 ただ、もし「今」の数字だけで、大切にしたい「安心」を諦めようとしているなら、どうか35年間の長いカレンダーを、もう一度だけ眺めてみてください。
カタログの数字の先にある、あなたのご家族にとっての本当の「トータルコスト」。 それを見極めることこそが、数十年後に「この家で良かった」と笑える、一番の近道なのかもしれません。



